国際ロータリー第2570地区
ガバナー 坂本 元彦 氏
Ⅰ. 地区テーマ
「行動、ACTION」
何もしないでいるよりは、行動しようということです。このためには研修が重要だと思います。研修してそして行動しましょう。
Ⅱ. 地区の方針(RIの長期戦略に基ずく)
①会員増強
日本を含めた先進国では会員減少が共通の悩みです。制度疲労も有るかも知れませんが、座して何もしないというわけにはいきません。
各クラブ純増1名を達したい。(年度末に1750名以上目標)
自然退会もあるため、会員一人一人が常に増強のことを考えていただきたい。
拡大についてはこの時節難しいと思いますが、クラブが消失した地域での再結成があれば良いと思います。年単位ではなく、月単位で考えて下さい。
②研修の充実
ロータリーのことをもっと理解し、好きになり、そして輝き活性化させるためにも、行動するためにも、まず研修の充実を行います。
このため、RLI委員会、規定審議会対応委員会、地区記念誌委員会3つの委員会を増設します。また研修委員会でのグループ研修会( 2回以上)RLI委員会の研修会等を行い、クラブにおいても、卓話、各委員会の研修、炉辺会合等の充実をお願い致します。
ガバナー補佐、部門委員長、研修委員長、RLI委員長、各委員の方々の指導力と知識を生かしやっていきたいと思います。
③ロータリーデーの開催
地域社会の人々にロータリーとは何かということを知らせ、イメージアップを目的とします。具体的には、奉仕プロジェクトを行う、ロータリーを知る体験をしてもらう、ポリオ等のブースをだす、相撲大会等をやる等です。
④従来通りのプログラムの地区内への広報のあり方を見直し検討する。
各部門は卓話等を通じて特徴や良い所をもっと広報すること。
⑤地区賦課金について
研修内容やセミナー、地区大会等の充実のために地区賦課金は、鈴木年度と同様の28,200円として元にもどします。
Ⅲ. 戦略計画の3つの優先項目
中核的価値観(奉仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップ)を基本とする。
①クラブのサポートと強化(会員増強、クラブリーダーの育成等)
*例会への出席を第一とする(親睦や情報交換で友情を育む)
*例会ではロータリーの理念や目的を学ぶ(四つのテスト等の唱和)
*クラブの役に立つことを行う(責務を果たす)
*退会防止、会員増強を常に考える(親睦を深める)
*地域での職業分類を見直す(IT、介護等)
*ロータリーのリーダーを育てる(研修会への参加、他クラブ訪問等)
②人道的奉仕の重点化と増加(ポリオの撲滅、青少年の支援等)
*ポリオの撲滅はロータリーが世界に向かって約束した事だから、最後までやり遂げなくてはいけないプログラムである。この事をよく理解してポリオ撲滅への意欲を高める。
*ロータリアンとしての自信と自尊心や奉仕の喜びを高めるためにも、ロータリー財団、米山記念奨学会、希望の風奨学会等に対する寄付を出来うる範囲で募る。
*地域社会のリーダーとなる青少年の育成に関わる。(青少年奉仕委員会活動の理解と積極的な参加)
*国際奉仕活動への参加を考える(海外に姉妹クラブを作る等)
③公共イメージと認知度の向上
*一人一人のロータリアンがロータリーは素晴らしいと思う事から始まる。
*ロータリーの理念を生かした職業奉仕、社会奉仕活動を充実させる。
*ロータリーモーメント(良いプログラムや出来事)を発表して、周囲の人々にロータリーの事に関心を持ち理解してもらう事。
*他地区との合同事業を考える。
Ⅳ. 各奉仕部門について
①クラブ奉仕部門
クラブ及びロータリアンそのものを作る部門です。
ロータリアンがどれだけクラブのために奉仕出来るかにより成否が決まります。会員増強に付いては各クラブ純増1名を目標とする。
拡大に付いては解散したクラブの地域中心に考える。
公共イメージは今後増々重要になる。地区としてクラブとして行う事も大事だが、一人ひとりのロータリアンが輝く事により行う事も必要である。
②職業奉仕部門
「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」の第2標語、4つのテスト、8つの職業宣言等のもとに自己の職業倫理性を高め、同時に相手の職業の価値を認めて社会に役立つ事をする事である。
職業奉仕は我々ロータリアンの根源を成すものであると思います。
模範となる実例等があればセミナー等で発表していただきたい。
③社会奉仕部門
「超我の奉仕」の第1標語を実践する部門である。
地域社会や公共に対する奉仕活動をするについて、地域社会の人々や公共のニーズを常に認識することです。
*アイバンク、 *地域社会奉仕、 *ブライダル、 *世界遺産素晴らしいプログラムだと思います。
④国際奉仕部門
「超我の奉仕」を実践する事である。
交流する事で、国際間の理解と親善と平和を推進する。
この時、国家的人種的優越感によって行動しない事となっています。
基本的にプログラムの相手とは対等の立場で平等に行う事が求められています。
⑤青少年奉仕部門
新世代の若者の基本的ニーズ「健康、人間の価値、教育、自己開発」のプログラムを行う。
*インターアクト
*ローターアクト
*青少年交換
*RYLA(ロータリー青少年指導者養成プログラム)
*高校生社会体験支援
インターアクト、ローターアクト・クラブをもう少し増やしたい。
川越ローターアクト・クラブ(東京国際大学)は日本で最初に出来たクラブであるので、この火を消さずに次につなげていく。
この若者達が将来ロータリアンとなる事を望んでいます。
⑥ロータリー財団部門
財団はロータリーのエンジンであると言われています。
「世界でよいことをしよう」の標語の下、その使命は人々の健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、「世界理解・親善・平和」を達成できるようにすることです。
この事はRIが推進して財団が達成するということです。
*寄付は常に考え、出来る範囲でやっていただく
*ポリオ(2018年までに撲滅する)
*未来の夢計画の推進(開始2013-14年度)
*ロータリー平和センターへの参加への努力
⑦ロータリー米山記念奨学部門
世界理解と親善に寄与している。
日本独自の素晴らしいプログラムであるので、従来通り全面的に支援していく。
人員の適正化は常に勘案する必要がある。
ロータリアンの皆様には、米山記念館への支援も考えて頂きたい。
卒業した奨学生(学友)とロータリーとの関係の維持を強化すること。
(インターアクト、ローターアクト、ローテックス、財団学友等も同じ)
今年度も第2570地区が引き続き継続性を持った良いプログラムが継承出来てより良い地区になる様に、皆様、共に頑張りましょう。